2011年4月20日水曜日

客観的にいこう


福島第1原発事故で水道水や農作物から放射性物質が検出された問題を受け、市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」(村上喜久子代表)は20日、福島市内で記者会見し、福島など4県の女性9人の母乳検査で、茨城、千葉両県の4人から1キロ当たり最大36.3ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。
厚生労働省は水道水の放射性ヨウ素が同100ベクレルを超える場合、粉ミルクなどに入れて乳児に摂取させないよう求めているが、母乳については明確な基準はなく、村上代表は「今回の数字が高いとも低いとも判断できない」としている。
この発表に関連した@hayanoさんのつぶやきを二つ:
数十Bq/kgレベルの放射性物質の定量は大変.「食品の放射能測定マニュアル http://bit.ly/gPkD1D 」のp.10-12. 10-15cmの鉛遮蔽体.相対効率15%のゲルマニウム検出器.試料2L,原則2000秒測定.2日間バックグラウンドを測定など.
放射性崩壊は(量子力学による)統計的事象.同じサンプルを反復測定すると結果が「揺らぐ」.結果には,50±20 Bq/kgのように誤差をつけるのが正しい.誤差無しで3桁の精度の数値が求まることは無い.(参考:KEKの講義ノート→ http://bit.ly/heSn7Z )
まあ、冷静かつ客観的にやっていきましょうということで。「最大」と言ってるのは何回か測定した最大値なのかな?

0 件のコメント:

コメントを投稿