トランプが大統領になってなかったらそんなことはなかったろうね。本気でトランプ支持ならいいけどいい加減な気持ちで真面目に投票しなかった人たちを恨みましょう。 https://t.co/DfQqcdMzgi— 肥和野 佳子 (@lalahearttwit) 2017年7月24日
で、私の頭には素朴な疑問が湧いてきました。「トランプ政権になってからアメリカのビザ発行は厳しくなったのだろうか?」
とはいうものの、トランプ政権は発足してから半年ちょっと。まだ統計情報は公開されていません。あるのはオバマ政権時代のものだけです。米国国務省のWebサイトで簡単に見つかりました。年次毎・ビザ区分別の発行許可件数/発行拒否件数です。全部取り上げると膨大な量になるので、上記Twitterで話題になっていた就学ビザ(F1)に限定します。
年次 | 発行 | 拒否 | 拒否率 |
2013 | 534320 | 160168 | 23.1% |
2014 | 595569 | 173062 | 22.5% |
2015 | 644233 | 212018 | 24.8% |
2016 | 471728 | 246614 | 34.3% |
すべての国からのF1ビザに対する発行/拒否の割合は、2016年で34.3%。3人に1名は拒否されてるのですね。ということで、トランプ政権でなかったらどうなっていたか、という仮定の話には「1/3の確率で拒否されたと思うよ」と答えればよいわけです。
(追記)
Twitterで流れていた留学ビザ却下の原因は
- 旦那が永住権(=移民ビザ)持ってアメリカにいる
- にもかかわらず、奥さんが就学ビザ(=非移民ビザ)での渡米を申請
ではないかと推察しております。本来なら「永住権保持者の配偶者としての滞在許可」を申請するべきだったのではないかと。
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