2011年7月31日日曜日

「上限」の定義とは?

債務上限(Debt Ceiling)とはいうが、レーガン以降はほぼ常に上限が引き上げられてきている。例外はクリントン政権後半だが、これはネットバブルで税収が増えていた期間であり、バブルである以上は持続不能だった。ブッシュ息子以降は「上限」の意味を成していない。

2011年7月30日土曜日

債務上限論争に思う

米国の債務上限を早急に見なおさないと米国国債が債務不履行(デフォルト)する!!なんていう騒ぎが日々報道されているけど、自分は「そう簡単にデフォルトなんかするわけねーだろ」という考え。

そりゃ8月に予定されている各種支払いの資金手当手段が国債発行以外にない、というのなら話は別だが、実際には売出できる資産は色々あるわけで。

その候補の一つは学資ローンの債権。Mishが4月に取り上げたけど、総額は1兆ドルを超えている。しかも、クレジットカードローン等と違って、借手が破産手続をとっても学資ローンの債務は免除されない。なので、債権の質としては悪くない。買い叩きはあるだろうけど、学資ローン債権を売るだけでも当面の資金難は回避できそうなんだよね。

むしろ懸念されるのは「債務上限を引き上げないと、経済成長が難しくなる」というオバマ政権の主張。旧ブログで昨年取り上げたとおり、米国経済の成長は借入に依存する部分が大きい。そして、その借入効果(ΔGDP/ΔDebt)はどんどん小さくなっている。借入に頼っていると、やがては利払いのためだけに新規借入分が消えてしまい、成長に寄与しなくなるからだ。

上の図はNATHAN'S ECONOMIC EDGEから引用したもの。このまま行けば、2015年あたりで借入増加が成長に寄与しなくなることが予想される。その先には新規借入より利払いが増えるという状態が待っている。この状態が始まって、初めて「デフォルト」という行動の可能性がでてくるわけで。

政府や議会が本当にやらなければいけないことは、上の図の曲線が右上がりになるようにすること。すなわち、借入総額を減らしていくことなのだが...「歳出削減は認めません!(キリッ」という民主と「増税は認めません!(キリッ」という共和しか選択肢がない時点でもう詰んでいるようにも思える。バカの一つ覚えみたいに債務上限引き上げに反対しているお茶会(Tea Party)のバカ連中のほうが当面は正しい、という冗談としか思えない国。

本日の運動

帰省中の実家から東京湾まで荒川サイクリングロードで往復。

  • 48mile
  • 2時間50分





2011年7月27日水曜日

オフショア開発ってなんだったの?(勝手に総括)

今日印象に残った話→「オフショア開発って一体なんだったんだ?」

インドだ中国だベトナムだフィリピンだロシアだ東欧だ等々と言われたけど、詰まるところは「円高差益」でしかなかったのでは、という指摘。つまり、日本円が独歩高になるにつれて相対的に安くなる海外の労働力を「日本は高付加価値の仕事」「通貨の安い国に低付加価値の仕事」という基準で活用していただけではないかと。

で、どこかの時点でそれがいつかはわからないが円安に転じる時に、「通貨の高い国に低付加価値の仕事を出さざるを得なくなって日本の情報産業は競争力マイナスになるよね」という予測。

アメリカでAgile内製やってた人達は、自国通貨がどこかで安くなるという予測をしていたのかどうかは知らないけど、「コア開発は米国でAgile的に内製」という事業構造に転換していた人達は、結果的に自国通貨安で大きな恩恵を受けているのは事実なわけで。

というわけで勝手にオフショア開発を総括すると

オフショアの労働力が安い間はそこに古い技術で外注を出すけど、それで時間を稼いでいる間に自国内で立ち上げるべき高付加価値な事業をできるだけ内製で作れるように体質を改善する

というのが正解だったのかな、と。そうじゃなくてオフショア開発依存症になってしまった人達はよっぽど頑張って体質改善しない限りある日突然通貨安という死刑宣告がやってくるんだね。

ということで総括終了。

2011年7月26日火曜日

ドルの希釈化

昭和30年代以前生まれなら覚えていると思うが、昔は$1=360円だった。


そして先程、$1が77円代を記録。米ドルは対円で40年かけてほぼ五倍に希釈化されたのである。価値八割減、である。


だがこれだけではない。


昭和40年代前半、故郷ののバス運賃は10円。子供は5円だった。今は同じ区間のバス料金は200円。すなわち、円もざっと20倍希釈化されている。


日本の実質物価でみれば、ドルはこの40年でほぼ100倍希釈化されたわけである。アメリカはドルを希釈化することで、常に債務を踏み倒してきた、と見ることもできる。


なので今さら「米国がデフォルトォォォ!!」とか騒ぐ必要もないでしょ。

日本に来ました

昨夜、JAL1便で羽田より入国。機内も羽田国際もガラガラだったなぁ。

2011年7月25日月曜日

もしあなたが真剣にデトックスを信じるのなら...

本当にデトックスの効能を信じているのなら、原発に賛成するべきだと思うんよ。事故が起きても大丈夫だし、日常的に放射能漏れがあっても解毒できるのだから、原発建設費用も運用費用も大幅に下げられる。結果、電気代が安くなってみんなの生活は豊かになる。こんなに素晴らしいことはないでしょうに。

でも、デトックスと称するものを売っている人達は原発に反対しているように見える。少なくとも自分がTwitterなどで見る世界では、そう思える。もし、原発推進を訴えながらデトックス商品を売っている人がいたら教えて下さい。これはデトックスは放射能には効かないということを販売する人達も暗黙のうちに了承しているからではなかろうか。

まあ、お守りみたいなものだと思えばいいのかもしれんが、それを信じるあまりに放射能とは無関係な、ごく日常的な病気の治療を拒否したり、子供達の成長に必要な食事が供給されなくなったりする事態は憂慮しておきたい。

でも、こういうのにハマっている人って、他人の忠告を聞かなくなっちゃうのよね。カルト信仰と同じ。どうしたらいいんだろうね。

本日の運動

車を修理屋に預けて、そこから自走。
2mile
10分

2011年7月24日日曜日

大胆な仮説

Togetter: 急性被曝?この場合は(ヾノ・∀・`)ナイナイ

→長いので引用はしないが、「双葉町細谷地区で急性被曝による死者が1000人以上」と主張する東海デマ氏とその間違いを正そうとする奥村氏の会話を中心とする長い長いまとめ。

東海デマ氏は一貫して今回の原発事故を誇大に伝えようとしている感があったが、なぜだろうかと考えてみた。で、一つの仮説が生まれた。

実は東海デマ氏は熱心な原発推進派ではなかろうか。

つまり、できるだけ各地の放射線測定値を高めに記録させるように煽ることで、将来原発事故被害を調査する人達が「なんだ、被曝による影響ってそれほどでもないんだな」という結論を出すようにタネを撒いている、と。結果として原発推進にGOサインが出る。

東海デマ氏に限らず、やたらと「ホットスポット発見」だとか「うちの裏庭から高い線量ガガガガ」とか騒ぐ人達はみんな「隠れ原発推進派」の可能性がある。気をつけよう。

本日の運動

今日もWest Loyola。脚が疲れていたので6本で撤退。


  • 25mile
  • 2時間

Eat☆Stupid

イートスマートというサイトがある。日々の食事や運動量を記録することで「賢く食べよう」というのが目的。その趣旨は結構だと思うのだが、同サイトが提供している「消費カロリー計算」が甘すぎるのではないか。少なくとも自転車に関してはそう確信している。

自分は体重70kgで登録しているが、これで時速21km×3時間10分を運動した昨日は消費カロリー1799kcalと表示される。

「表示されているカロリーは安静時代謝量が引かれたものです」と注意書きがある。同サイトには


一般的にトレーニングマシン等に表示される消費カロリーは、運動によって増えた消費カロリーだけでなく、体温維持や心臓の拍動などといった、運動の有無に関わりなく消費したカロリーも含んだ、合計の値です。イースマ☆ノートでは、後者はあらかじめ考慮されていますので、運動欄には運動によって増えた分だけが計算・表示されます。

と説明があるの。すなわち自分の1799kcalは「ペダルを踏んだ正味のカロリー」となるが、これって多すぎないか?

昨日の運動は登りのインターバルだったがペダル出力で平均116Wでしかない。3時間ちょいで1300kJ。1kcal=4.18kJだから、311kcal程度に相当。そして、人間の効率は25%程度とされているから燃やしたカロリーはこの4倍。すなわち1240kcalが妥当な値と思われるのだが。

イートスマートが表示している1799kcalは安静時代謝量を含んでいるのではないか。そう考える理由は単純で


自分はイートスマートによれば 「摂取カロリー<消費カロリー」 という生活を続けているが体重はまったく変わらないのである。それだけイートスマートが消費カロリーを多めに表示しているのだと理解している。

結論: イートスマートを信じるとデブになるよ。

2011年7月23日土曜日

微妙に値上がり

7月17日
picplz_upload
昨日
あがってますねー

本日の運動

飽きずにWest Loyolaを10本。


  • 39mile
  • 3時間10分
  • 141bpm
  • 66rpm

2011年7月22日金曜日

破談ではなく予定通り

米国の債務上限引上げが上院で否決されたことがニュースになっている。だがこれは「破談」という性格のものではなく、「予定通り」かつ「前向きな」動きといえよう。

ロイター: US Senate moves up vote to defeat debt-limit bill
→木曜日の段階で、上院で本案は否決されると(多数を占める)民主党が宣言していた。


The U.S. Senate will vote on Friday to dispose of a Republican-backed debt-limit bill rather than waiting an extra day to defeat it, Senate Democratic Leader Harry Reid said on Thursday.
"I'm not going to waste the Senate's time day after day on this piece of legislation," Reid said. "We're going to have a vote tomorrow, I'm not going to wait until Saturday." 
The bill passed the Republican-controlled House of Representatives on Tuesday, and the Democratic-controlled Senate was expected to hold a procedural vote on Saturday. Instead, the Senate will hold a vote to defeat the measure on Friday, an aide said.

共和党多数の下院で通った本案は、民主多数の上院で否決されることはわかっていたわけで。その上院での採決も本来なら土曜日だったのを1日繰り上げたというのは、このまま時間切れになる混乱を回避したいという思いは共和にも民主にもある、ということだろう。これでも前向きに動いているのである。

ではこのまま時間切れになったらどうなるか?

よく言われてる「米国債デフォルト」なんてことはないでしょ。連邦政府予算のサービスを色々止めて浮いた金を国債償還に回すのがスジ。おそらくは

  • 食料配給券(Food Stamp)
  • 医療(Medicare)
  • 長期失業給付

あたりから止められるのではないかと。まあ、そこまで泥沼にならないうちに手打ちはあるんじゃないかな。

登れなくてもプロはプロ

CN: Inner Ring: spare a thought for the gruppetto
→主力集団からも落ちて、制限時間いっぱいでゴールする選手達(gruppetto)に関する考察。

Tour de FranceがCol du GalibierとAlpe d'Huezを走る前の週末、7000人のアマチュア選手がこのコースを走る大会があった。

  • Tour de Franceが遅めに展開した場合のの足切りは3時間44分
  • この足切り時間以内にゴールできたアマチュア選手はたったの4人
  • 7000人の中の4人だけ。
  • 0.05%

登れなくてもプロはプロなのである。

2011年7月21日木曜日

迷信/盲信と低量被曝、どっちが危ない?

Togetterはまとめる人の裁量で記事が偏るという傾向があるが、なかなか面白い。



低量被曝は子供達に長期的な健康被害を与えるかもしれない。でも、上のTogetterで紹介されている「トンデモ」な話を信じてそれを実行している親御さんはもっと確実にお子さんの健康を害しているのではないか。それも長期的なんてもんじゃなく、ただちに影響があるようなこともあろう。

迷信や盲信は低量被曝より危険かもしれない。そして、そういう迷信や盲信をあおる人達が反原発の動きを活用しているとなると、どこかで反原発のムードに冷水がかけられるのではないか。

反原発は「科学的・論理的に」進めるべきであろう。人の恐怖心や不安を煽るような運動であってはならない。

だいたいさー、ペクチンやら米のとぎ汁の腐ったのやらを飲んで放射性物質が対外に放出されるのならそんなに必死に反原発運動する必要ないじゃん。セシウム牛だろうがセシウム野菜だろうがストロンチウム小魚だろうがなんでもペクチンと腐敗とぎ汁と一緒に食えばいいだけの話。売り込んでいる人達に実践してもらえばいいじゃないの。

本日の運動

朝はCalTrain併用ピスト通勤。帰りは自走。

  • 30mile
  • 1時間50分
  • 128bpm

2011年7月20日水曜日

本日の運動

ピスト通勤。

朝の話。いい感じのペースで走っていたら自分を抜かしていくおっさんがいた。と思ったら、あっという間にタレてこっちに落ちてくる。こちらが抜き返すと、吹子のような呼吸をしながら再度抜き返す。が、すぐにタレる。しょうがないから後ろに待機しておっさんが完全にタレるのを待っていたら、今度は「なぜ引かない」とか怒り出すし。引けないのなら引くなっての。


  • 46mile
  • 2時間45分

お前がなにもしなくても良くなるように、サッカーは存在する

なんか笑ってしまった→おまえは何もしてないだろうが


女子サッカーで優勝したからって、「日本が優勝」とかバカじゃないの。日本人の業績でもなんでもない。あのチームが世界大会で勝ったというだけの話だ。それをたまたま同じ国籍だからといって、自分たち全体の功績にすりかえて喜んでいるバカどもの多さよ。他人の業績を祝福するというスタンスツならわかる。それを日本が勝ったとか言って自分らの勝ちのように騒ぐ者共にはヘドがでる。そういうのは、自分で何かを成し遂げたときにしろ。

サッカーって戦争ごっこみたいなもんじゃん。観客の代わりに選手が戦ってくれる。それを観て楽しむ。ひきこもり達にはもってこいの娯楽だと思うよ。

2011年7月19日火曜日

興行と選手待遇

サッカー女子ワールドカップでの日本優勝を受けて、予想通り選手の待遇に対する批判がでているけどさ。報奨金が足らないだとか、飛行機がエコノミークラスでかわいそうだとか。挙げ句の果てには「男子はビジネスクラスなのに。これは差別だ。」みたいな言いがかりとかでてきて。

これは男女差などは無関係で、要は「お金」の話だ。男子サッカー界は金を稼げる。女子サッカー界はそうでもない。

  • 女子サッカーの試合をお金払って観に行ったことがあるか?
  • 女子サッカーの試合がテレビでどれくらい放映されるか?
  • 女子サッカーとタイアップした商品・サービスがどれくらいある?
女子サッカー界が消費者からお金を巻き上げる仕組みを構築しない限りは、選手達への待遇は「スポンサー企業からの支援」が上限となる。太っ腹な企業を捕まえれば話は別だが、景気が今ひとつな日本においては資金調達も中々難しいだろう。

これは同じくマイナーな競技の自転車レース、それもUCIレベルではなくNCNCAという北カリフォルニアの地方興行に選手・ボランティアとして関わって実感していることでもある。どのチームも、どのレースも、常に来年のスポンサーを探し、交渉を続けなければならない。

その交渉を有利にする手段はただ一つしかない。観客動員数の増大である。

観戦料を取るなんて無理な話だが、とにかく会場に来てもらい、スポンサー企業の存在を知ってもらう。できればそこにお金を落としてもらえるように工夫する。その効率を上げるのは、とにかく観客を増やすこと。観客動員数が増えれば、テレビやネットでの中継にも発展する。

日本の女子サッカーが興行的努力をどれくらいしたのかは自分は全く知らないが、エコノミー席というあたりに現実が透けて見える。ちなみに世界選手権まで自腹で飛ばないといけない競技もあるんだよ。でも、今回の世界一で流れを変えられるのではないか。退屈なゴルフなどよりよっぽど絵になる競技なんだし。

本日の運動

POO Ride。San MateoよりOaklandのほうが暖かかった。

  • 27mile
  • 1時間25分
  • 85rpm

昨日の運動

CalTrain併用ピスト通勤。


  • 15ile
  • 55分
  • 118bpm

2011年7月17日日曜日

Garmin 405の電池

Garmin 405の電池の減り方が早く、最近では3時間持たなくなってきていた。Gaminの掲示板を見ると同様の症状を訴える人は多いが、Garmin側からは何の見解も示されていない状況。そんな中「初期化すると直る」という情報を見つけたので、早速試してみた。

結果: 大正解。今日は3時間乗りに行ったが、電池は35%しか減っていなかった。

うん。ガソリンがじわじわとではあるが、再び値上がりしている。

7月8日

picplz_upload

本日

picplz_upload

言ってはならんこともある

今日のStage 15はゴール前のスプリント合戦で終わったわけだが、終了後の選手インタビューではHTCとGarminの雰囲気の差が浮かび出た。連携がうまくいっているHTCと、内部に不協和音が響くGarmin-Cervelo。そういやThor Hoshovtもシーズン前半に色々愚痴ってたし。

選手も人間なわけだから感情的になることもあろう。でも、客(ファン)に向かうときは決して所属チームの悪口を言ってはならない。文句は宿舎に戻ってから反省会で吐けっての。

以下、Togetterにまとめておいたものを引用。


本日の運動

Tour de Franceそして女子ワールドカップサッカーを観終えてから、West Loyolaを10本。


  • 38mile
  • 3時間
  • 138bpm

2011年7月16日土曜日

本日の運動

Spectrum Rideに参加→脱落→インターバルで終了。


  • 39mile
  • 2時間30分
  • 144bpm

2011年7月15日金曜日

アメリカの鰻

食文化は国や地域によって変化する。それは材料の制約によってもたらされることもあるだろうし、宗教や信仰による影響かもしれない。元々の土地では考えられもしなかった新鮮な発想が取り込まれ、別次元の料理が生まれることもあろう。

だがアメリカの鰻にはそんなことはなかった。以下、Togetterから引用。

2011年7月14日木曜日

で、これのどこが世論操作なんだ?

面白い展開があったのでTogetterでまとめておいた。下に貼り付けておくが、オモシロイと思ったのは

  • 元のエネ庁発行情報が平成22年(つまり去年)のものであることを発信源の@nojiri_h氏、それをブログに引用したはなゆー氏、そして当の@thoton氏いずれも確認しているとは思えないこと。
  • そのエネ庁の求めるシステムはいわゆるSEOでしかなく、しかもそれは去年から稼動していたこと。
  • にもかかわらず、このSEOが福島原発事故に対する世論誘導とする@thoton氏の主張を真に受けてしまっている人達が少なからず存在すること。(疲れたのでtogetterに張り込んだのはthoton氏がRTしたやつだけ)
Twitterでは繰り返し観測される現象だけど、最後に貼ったFuwarin氏による
「議員や実務者(電力従事者)を信用出来なくなってしまっている」からと、信じる相手が電波学者やデマゴギー集団ってのはどうよという意見。詐欺師に騙された人が、別の詐欺師に「今ならお金を取り返せますよ」と言われて二重に騙されるパターンな雰囲気。要は「自分で考える」事を止めてるのね
という指摘のとおりなのかもしれない。

本日の運動

ロードレーサー通勤。Look 595号。

早朝薄暗いうちに家を出て、2年前にChris Hippが亡くなった現場にひとっ走り。大勢の自転車乗りが集まっていた。あとは普通に通勤。それにしても寒いね。


  • 50mile
  • 3時間
  • 133bpm

人力発電

お題: 人力発電の原価は?

自転車レース界隈でよく言われるのは「体重あたり3ワットを20分持続出来れば、レースでそこそこ走れる」という説。USCFでCategory 3、日本だとBR-3に行けるかもね、というあたり。

体重70kgの人なら、210ワット。

ただしこれはクランク出力であって、ここから発電機を回せばそれなりの損失が発生する。実際に電気として取り出せるのはこの30%程度か。だとして、60ワットちょい。

で、70kgの人がこの出力を維持するには毎時400kcal程度を燃焼し、放熱のために毎時1リットル程度の汗をかくはず。閉めきった室内だと熱と湿気がこもるので、涼しい風が通る場所で発電作業を続ける必要がある。冷房かけたら確実に赤字。

しかも、毎時400kcalということは2時間ごとにカツ丼でも食べないとやってられないということで。カツ丼は高いから、クリスピー・クリーム・ドーナツ(200kcal)を30分毎に食えばよかろう。

この条件で8時間続けるとして

  • 出力...480Wh
  • 燃料(クリスピー・クリーム・ドーナツ16個)...1800円
→契約にもよるが、東電は100Whで1.5円程度だったと記憶しているので、人力発電の100Whあたり375円というのはべらぼうに高い、ということになる。ちなみに検算してません(キリッ

箱に頭を突っ込んで走りまわる



2011年7月13日水曜日

本日の運動

久しぶりにピスト号で通勤。

  • 46mile
  • 2時間45分
  • 134bpm

2011年7月12日火曜日

バブルではない

渡辺さん: シリコンバレーで働きたい方はバブルの間に是非どうぞ
→どうやらまたバブルが来たようなのでこの波に乗りましょう、という記事。

中々面白いけど、なんか同意できない。


  • 日本のバブルは、そもそもバブルという概念がなかった。「バブル崩壊」という言葉が新聞に初めて掲載されたのはバブル崩壊後。
  • ドットコムバブルの時も、バブルにいるという感覚を持っていた人は少数派だったのではないか。実際、バブルに対する警鐘を鳴らす本が出版されてからNASDAQが暴落するまでには1年以上を要した。
  • サブプライムバブルも然り。危機を訴える経済評論家やアナリストは存在したが、彼らの警告は実質無視され、結局破綻を迎えた。
これらに共通しているのは「バブルという感覚が希薄で」「右肩上がりが永続するという社会的合意が形成されていた」こと。もちろん警告を発したりヘッジをかけたりする人も存在したが、全体としては少数派だったろう。

だが、今回は渡辺さん記事にもあるように「バブルが来る」という期待が存在している。実際、VCからファンドを引き出すのは一時期よりは容易になっているらしい。

先日、RockMelt創業メンバーの一人と話をしたが「起業ブームなのは確か。追い風も吹いている。だが、みんな似たような領域に似たようなアイデアで参戦するので、早晩痛みを伴う淘汰が起きるだろう。」という分析をしていた。似たような領域とは日本でいうSNSものと、クラウド周辺技術。

これは2000年ネットバブルとすごく似ている風景である。だが、決定的な違いは「今の我々は2000年ネットバブルがどう終わったかを知っている」ということ。つまり、弾けるのを待つのではなく、膨らむ前に淘汰が始まるのではないか。

すなわち、バブルは起きない。

本日の運動

強風の中、POO Ride

  • 24mile
  • 1時間30分
  • HRM忘れた

Togetter初作品・頭が痛くなる会話

頭が痛くなる会話というのを作成してみた。

こういうデマの伝播を防止するにはどうしたらいいんだろうね。

追記: その後本人と数回会話したが、あっさりブロックされた。どうなら生理的半減期と物理的半減期との区別がついていない模様。

ノブオ総研更新

成長の限界を公開。

米国愛国者法(Patriot Act)? で、何が怖いの?

日本出張でクラウドの話をするとかなりの確率で返ってきたのが「でもAmazon Cloudって、アメリカの愛国者法(Patriot Act)適用対象なんでしょ?」という懸念であった。調べたらこの春あたりから話題になっていたらしい。



一方で、先月末にはこんなニュースが流れていた。



Dassaultはフランスの会社で、PLMや3次元CADなどのサービスを提供している。顧客にはAirbusやらEntergy Nuclearなどの企業名がずらり。本当に米国愛国者法が怖いのであれば、とてもじゃないけどアメリカのクラウド事業者などにデータなど預けられないはずだ。想像だが、インスタンスやボリュームレベルで暗号化しているのであろう。

2011年7月11日月曜日

ブラジル串焼き、あるいは「わんこ肉」

San MateoのEspetusで会食。わんこ蕎麦のように、次から次へと肉が出てくる。


最後のPudim(日本でいうプリン)は、かなり重かった...

2011年7月10日日曜日

San Rafael Twilight Criterium

サンフランシスコよりちょっと北にある古い街、San Rafael。


View Larger Map

その市街地を閉鎖して開催されるTwilight Criterium。名前が示すようにメインレースは夕方から始まる。

布教のための町だったらしい。
2011 San Rafael Criterium

上弦の月。
2011 San Rafael Criterium

Masters 35+ 1/2/3ゴール。
2011 San Rafael Criterium

お子様レース。Little Richy君。
2011 San Rafael Criterium

会場には犬がたくさん来ていた。
2011 San Rafael Criterium

男子Pro/1/2は序盤で大クラッシュがあり、レースは一旦中断。再スタートとなる。
2011 San Rafael Criterium

暗くなってくると撮影が難しくなる。もっといいカメラ欲しいなー。
2011 San Rafael Criterium

レース終了後。Fast Freddie。
2011 San Rafael Criterium

未来の選手。
2011 San Rafael Criterium

他の写真はFlickrにて。

TdF選手たちの夜の悩み

選手たちは個室をあてがわれるわけではなく、基本的には二〜三人で部屋を共有。当然、様々な問題がでてくる。「いびき」「カナダ人」「裸で跳ね回る」「寝相が悪い」「くさい」等々。


Jens Voightは自分がいびきをかいている自覚はないらしい。だが、他選手によれば「機械のように」強烈ないびきをかくらしく、晴れて(?)個室を割り当てる結果となる。

本日の運動

West Loyola 8本。何をしているんだか...


  • 32mile
  • 2時間50分
  • 140bpm

それでもカーボンファイバーで作られた旅客機に乗りますか?

昨日のSan Rafael Criterium会場にて。Stemに注目。折れてる。
カーボンファイバー製品は稀にこういうことがあるのが怖い。どれくらいの確率かはわからんけど、以前にはこういう現場にも遭遇しているし。ブログには書いてないが、カーボンハンドルがスプリントで折れたとか、カーボンホイールが路面の凹凸でポテトチップみたいに割れたとか、カーボンクランクが折れたとか、そういう現場にも遭遇している。

原発や低量被曝が危ないと思っている人は、ボーイング787には搭乗しないほうがいいかもしれない。カーボンファイバーは意外と壊れやすい。高度1万メートルで羽根がもげたら多分死ぬよ。

追記: これは有名な瞬間。

"Rich"と"Wealthy"の違い

自動車販売が好調というアメリカであるが...

LA Times: Insurance cheaters call their luxury cars farm vehicles
→Luxury Car(高級車)を「農業従事用」で申告することで、自動車保険掛金を節約する人達の話。ポルシェ・カレラやメルセデスSL550、あるいはBMW Z4などの名前が挙がっている。

調査したのはQuality Planning社。農業用として保険申告すると、保険掛金は最大20%割引される。2010年に農業用として登録された自動車8万台の住所を調査。すると「全体の約6%(6,832台)は農業従事者が人口1%未満の地域で登録されている」という事実が判明。

  • ニューヨーク・ブルックリン地区で登録されたAudi A4。年間$389の保険料節約。
  • ロスアンジェルスで登録されたCadillac Seville。こちらは$61の節約。
このような不正手段で保険掛金をケチる行為のツケは、「その他の正直な人達」が払うことになる。その額は全米で年間1億5000万ドルにのぼるという。ざっと120億円。このような不正行為に走るのは「自動車持ち主が考え出す場合」もあれば「案件を勝ち取るために保険屋が提案する」とこもあるらしい。だが、不正は不正。どう考えても農業用でないクルマを農業用で登録し、非農業用途で事故を起こせば、保険会社側は保険金支払を拒否する可能性もあるという。つまり、実質無保険車だ。

お金はある(Rich)けど豊か(Wealthy)ではない。

数万ドル、数十万ドルするクルマを保有しておいて、年間数百ドルを節約するというのも不思議な話だが、そこが金持ち(Rich)と豊かさ(Wealthy)の違いなのだろう。

不正と思われる6800台は、年間1000万台である米国自動車市場から見ればカスみたいな大きさでしかない。だが、無保険とされるリスクを負ってまで「Rich」でいたい人達が少なくとも6800人いるという事実は覚えておきたい。もっと多くの人達が、より低リスクな「ささやかなインチキ」に手を染めておる可能性は排除できないだろう。

再びガソリン価格上昇?

6月23日
picplz_upload

6月28日
picplz_upload

7月6日→ここが底値?
picplz_upload

7月8日
picplz_upload

2011年7月9日土曜日

あくび