そう。サンフランシスコ市でレイプ犯罪が増えており、ナイトライフを楽しむ人たちが増えたのも原因の一端とサンフランシスコ市警察は説明している、というものです。
ショッキングな見出しではありますが、警察に届けられたレイプ犯罪件数は
- 2016年通年で429件
- 2017年上半期で223件
ということです。
サンフランシスコは人口90万人弱の地方都市です。90万人あたりで年間429件のレイプ犯罪が起きるということは、東京都の1300万人に換算すると年間6200件。確かに多い気はします。
サンフランシスコは人口90万人弱の地方都市です。90万人あたりで年間429件のレイプ犯罪が起きるということは、東京都の1300万人に換算すると年間6200件。確かに多い気はします。
さて記事に戻りまして、この上半期での223件というのは確かに昨年と比べて増えていますが誤差範囲にも見えます。記事で注目されてるのはNorthern Station管轄での発生件数で、20件。これはHayes ValleyからMarinaにかけての比較的安全といわれる地域で、PolkやDivisadero、あるいはHayesなど深夜まで営業するバーやクラブが多い通りを含んでいます。(ただし現在の市条例で飲み屋は2時まで)
とはいうものの、この微増をすべてナイトライフの変化に求めるのも無理がありそうです。実際記事ではバーやクラブ側の反論もでてまして、一体この記事は何が言いたいのか??と叫びたくなる内容でした。
一方で興味深い数字も読み取れました。
それはサンフランシスコではレイプ事件の立件が極めて難しい、ということです。429件の被害者のほとんどは加害者と知り合いで、それは同僚や学友であったり、出会い系アプリで知り合った仲だったり様々なようですが、見ず知らずの相手をいきなり襲うような事件はほとんどない、ということですね。
その結果、検察が加害者を起訴に持ち込むことが極めて難しくなるそうです。知り合い同士が二人きりになった以上、その過程で同意がなかったということを実証することはまず無理、と。
2016年に届けられた429件のレイプ事件のうち、起訴に持ち込まれたのはたったの11件。
429件のうち、11件です。たったの2.5%。
これだと多少のリスクを負って、レイプを試みる不届き物が増えてもしかたない気はします。
これだと多少のリスクを負って、レイプを試みる不届き物が増えてもしかたない気はします。
ということで、サンフランシスコ市で二人っきりで飲みに行くときには気を付けろってことですね。そしてここはサンフランシスコ。レイプ犯罪の被害者が女性とは限らないことにも注意したいです。
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