2011年4月25日月曜日

田中好子さんの死に思う

http://api.twitter.com/masayang/status/62658134690377728
癌であることを知った上で20年近く頑張ってきたスーちゃんを思うと、10年・20年先のわずかな発がんリスク上昇を恐れて生きるのは情けない、という気持ちになってきた。
田中好子さんは癌であることを20年近く前に知り、それと闘いながら仕事をしてきた。むしろ彼女が心配していたのは、「時間切れがいつ来るか」だったはずだ。

被曝を恐れる大人たちへ、で書いたこととも重なるけど、なんで人間はいつやってくるかわからない死に対して恐れを抱くのかな、と。仮に10年、20年先に癌になる確率が多少上がるかもしれないことを「今」知ったとして、それが何になるのだろう。その杞憂を軽減するために線量計を買い漁る人がいて、本当に必要な所に線量計が届けられないとか、杞憂につけこんだ放射能デトックス食品の本が出ちゃうとか、このセコさは何なのだろう。

幸か不幸か自分はいつ死ぬか(まだ)わからない。その終点が唐突にやってきてもいいように、あるいは「あと◯日です」といつ宣告されてもいいように、残りの人生を費やしていこうと改めて決意した。

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