2011年10月22日土曜日

ジャパンカップ(や、日本の国際級レース全般)に思う

年々盛り上がるジャパンカップ。去年から宇都宮中心街を走るクリテも加わり、UStreamやTwitterを使った勝手中継の存在もあってその存在はもはや「日本のレース」ではない。

だが...

主催者側の情報発信が日本語に偏りすぎていないか? 公式サイトは日本語のみ。なぜかHome, Contact, Archive等々英語の単語も散りばめられているが、そこをたどっても日本語の頁に飛ぶだけ。公式Twitterも日本語だけ。

仕方ないので公式Twitterを読んでいる嫁さんが、レースに動きがある都度英語になおしてTweetしなおしているのだけど、その度に英語圏のフォロワーが増えるという状況。つまり、海外勢は英語の情報に飢えているのである。

これはジャパンカップに限った話ではない。実際、Tour of Californiaでも日本チーム招待という話はあったわけで。あるいはTour of Hokkaidoに参加したがっていた米国チームとか。でも、どこが窓口なのかすら海外からはわからない。

UCIルールで開催するレースであれば

  • 最低限でも英語のサイト。機械翻訳じゃない、ちゃんとした訳で。
  • Twitter等、実況中継での英語併用。
  • 参加するチームも英語での紹介頁を用意。
これくらいは必須であろう。

そしてこれは海外にいる自転車ファンのためだけ、という話ではない。日本で開催されるレースでの注目度が高まれば、日本で活躍している選手が海外レースに招待される可能性も高くなる。

10月のオフシーズンにやる気ないプロツアーチームを呼んで満足するのなら今のままでもいいだろう。でも、日本が本気でロードレースを盛り上げるのならどんどん海外にその存在を売り込むべきだ。そのための仕事はたいしたものではない。英語で情報を整備すればいいだけなのだから。

0 件のコメント:

コメントを投稿