2017年8月28日月曜日

Alt-Right対Antifa顛末

なぜ白人至上主義者はデモ会場をCrissy Fieldに選んだのか?
続・なぜ白人至上主義者はデモ会場をCrissy Fieldに選んだのか?

「合法的に銃を持ち込めて」「(リベラルな)サンフランシスコ市が決定権を持たない」国立公園の一部であるCrissy FieldにてAlt Rightグループがデモ行進を行うということで警戒された8月26日でしたが、直前になってAlt Rightグループがデモ中止を宣言。代わりに同じくサンフランシスコ市内のAlamo Squareにて記者会見を行うということになりました。

すかさずカウンター側がAlamo Square近辺に集結。

結局Alt Rightはさらに記者会見会場を変更し、サンフランシスコからちょっと離れたPacificaへ。残されたカウンターは無届のまま市内をデモ行進するも、この日は特に暴力沙汰もなく平和に終了。

翌、27日日曜日。この日は別のAlt-Rightグループがバークレー市内でデモ行進を宣言。当局はデモの許可を出さず。一方でカウンターがバークレー市内に集合。Antifaとして知られる一部の過激派が暴れ始めます。この様子は地元メディアはもちろん、全国ニュースでも流れていました。

ワシントンポスト...Black-clad antifa members attack peaceful right-wing demonstrators in Berkeley (黒ずくめのAntifaが、右派の平和的デモを襲う)

英国Daily Mail...Anarchy in Berkeley: A hundred black-clad antifascists with 'no hate' signs storm rally, pepper spray leader of conservative Patriot Prayer group and clash with cops (100人規模のAntifaグループが保守派グループや警察と衝突) →写真が結構生々しいので閲覧注意。

地元局KTVU...Anarchists create menacing mood in Berkeley; 13 arrested, six injured
→カウンター(左派)の「勝利宣言」を紹介している。「我々はバークレーをヘイトグループやナチスから守った」 ただし見出しを見ればわかるように、彼らはAnarchistとして扱われている。

差別もヘイトもよくない。そんなことは当たり前。
だけど、反差別や反ヘイトが暴力を正当化することはあり得ない。
今回の件で地元の比較的リベラルなメディアをも敵に回してしまったのは失策ではなかろうか。


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