2017年8月3日木曜日

サンフランシスコ車上荒らしを視覚化してみる

サンフランシスコの名物は「ケーブルカー」「ゴールデンゲートブリッジ」そして「車上荒らし」。とにかく車上荒らしが多いのです。

ちょっと古い記事ですが7月にはサンフランシスコ市警が急増する車上荒らしに警告を出していました。車内に物が置かれた状態で車を離れるな、という警告です。車中になにかあれば連中はあっという間に窓を割って車内から物を持っていきます。たとえ無価値であっても。盗られるものは無価値かもしれませんが、車のガラスはしっかりと修理代がかかります。

さて、どれくらいの頻度で車上荒らしが起きているのでしょうか。それを視覚化できるサイトがあります。

https://www.crimemapping.com/

期間や犯罪の種類を入力して、地図上に犯罪が起きた場所とその種類を表示できます。検索条件に

  • What...Vehicle Break-in/Theft
  • When...07/15/2017~08/02/2017
を指定してみました。
サンフランシスコで発生した車上荒らし・7/15~8/2

期間を絞ったのはこのサービスが一度に1000件以上の記録を表示できない仕様だからです。7月15日からの約3週間で実に942件の車上荒らしが発生しています。これは年間16000件のペースですが、2015年には年間25000件以上の車上荒らしが警察に届けられているので、上図はまだ少ない期間だったと言えましょう。

サンフランシスコの10倍大きいニューヨークも犯罪データベースを公開していますが、このデータベースを見ると車上荒らしは年間で7000件いくかいかないかの件数です。ニューヨークの1割しか人が住んでないサンフランシスコという地方都市で、ニューヨークの3~4倍も車上荒らしが起きている現状は異常といってよいでしょう。

なぜこんな状況になってしまったのかについてはまたの機会に書きます。


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