2017年8月1日火曜日

サンフランシスコ名物ケーブルカー・私服捜査官による乗車料金徴収調査

サンフランシスコ名物のケーブルカー。本日の地元紙Examinerは、ケーブルカーにおける料金徴収について報じています。

サンフランシスコ名物のケーブルカー・Powell線
観光で乗る人は始発駅で事前に料金を払うことが多いかと思いますが、途中から乗ることももちろん可能です。その場合、現金で車掌に払うか、日本のSuicaを思いっきりダサくしたClipperカードで払うことになります。

今回問題となっているのはこの途中乗車した人達からの現金徴収のありかたで「そもそもちゃんと徴収しているのか?」「徴収したお金を車掌がネコババしてないか?」というあたりに私服捜査員による監査が入ったそうです。結果は...
  • 路線によっては3割以上の確率で徴収しない
  • 徴収してもレシートを発行しない(=車掌がネコババ)
という状況なようです。自分は地元民なので知ってたけど。

記事によればケーブルカーの売り上げは年間1000万ドル(11億円)で、その3割は現金で払われるとか。その現金支払の1割をネコババすれば30万ドル(3300万円)ですから車掌がそういう悪いことを考える可能性は排除できないでしょう。

実際、記事では監査中に数名の車掌が横領容疑で逮捕されたと報じられています。

とはいうものの、観光客が圧倒的に多いケーブルカーではキャッシュレスにすることは困難でしょうから、今後もこの「ゆるい」仕組みは生き続けるのではないでしょうか。

参考

  • ケーブルカー料金(2017/8時点)...$7
    • 4歳以下は無料
    • 老人と身障者は深夜・早朝のみ割引あり




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