2011年7月27日水曜日

オフショア開発ってなんだったの?(勝手に総括)

今日印象に残った話→「オフショア開発って一体なんだったんだ?」

インドだ中国だベトナムだフィリピンだロシアだ東欧だ等々と言われたけど、詰まるところは「円高差益」でしかなかったのでは、という指摘。つまり、日本円が独歩高になるにつれて相対的に安くなる海外の労働力を「日本は高付加価値の仕事」「通貨の安い国に低付加価値の仕事」という基準で活用していただけではないかと。

で、どこかの時点でそれがいつかはわからないが円安に転じる時に、「通貨の高い国に低付加価値の仕事を出さざるを得なくなって日本の情報産業は競争力マイナスになるよね」という予測。

アメリカでAgile内製やってた人達は、自国通貨がどこかで安くなるという予測をしていたのかどうかは知らないけど、「コア開発は米国でAgile的に内製」という事業構造に転換していた人達は、結果的に自国通貨安で大きな恩恵を受けているのは事実なわけで。

というわけで勝手にオフショア開発を総括すると

オフショアの労働力が安い間はそこに古い技術で外注を出すけど、それで時間を稼いでいる間に自国内で立ち上げるべき高付加価値な事業をできるだけ内製で作れるように体質を改善する

というのが正解だったのかな、と。そうじゃなくてオフショア開発依存症になってしまった人達はよっぽど頑張って体質改善しない限りある日突然通貨安という死刑宣告がやってくるんだね。

ということで総括終了。

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