2011年11月3日木曜日

1%対99%という構図ではない

Occupy Wall Streetの流れを受けて全米各地で抗議運動が起きているが、当地カリフォルニアはオークランド市はその中でも最も先鋭化してしまった、と言ってよいだろう。昨日はOccupy Oaklandがゼネストを呼びかけ、デモ隊はオークランド港を封鎖。夜になり、一部がオークランド市街に戻り暴徒化。下記動画はその様子。

米国で前回ゼネストが行われたのは1946年。場所は奇しくもオークランド。65年ぶりのゼネストは残念ながら平和的には終わらなかった。夜が明けると...破壊と落書きだらけ。こちらの写真集も良かったら見ておくれ。

どうやら破壊活動を行ったのはOccupy Oaklandに便乗した活動家らしいが、そもそもの運動を呼びかけたOccupy Wall Streetの人達は重要な判断を下す必要がある。それは「1%対その他99%」の構図で行くのか、それとも「99%の中から急進派を排除するのか」という決断。

もし前者で行くのであれば、今後もこういった破壊活動が起きる都度Occupy運動は支持者を失うはず。

後者で行くのであれば、何を目指すのかという「運動の目的」を明確にする必要がある。99%という烏合の衆を目指したから急進派が合流する隙を生んだのであるから、もう一度存在目的から見なおさないといかんだろう。その場合、「1% vs 99%」という看板も捨てることになる。「俺達は99%だーーーー」という叫びも当然通用しなくなるだろう。

ま、「もちっと大人になれ」ってことだよね。

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