ということで念願のKindle Fireが納品された。まずはNook Colorとの比較。左がNook Colorで右がKindle Fire。画面はどちらも7インチだが、外回りはNook Colorのほうが若干大きい。
一部で「日本語対応していない」という情報が流れているが、それは誤解。内部はUnicodeなので日本語もちゃんと表示される。下はasahi.comをブラウザで表示したところ。
問題は日本語入力のためのInput Methodが実装されていないこと。これは米国で売られているAndroid端末全般にいえることなので日本語入力のためのアプリケーション(例: simeji)をインストールすれば良いのだが... AmazonのAppStoreには(まだ)Simejiが登録されていない。
だが慌てる必要はない。他にAndroid端末を持っている人はそこからsimejiのapkを持ってくればいいのだ。いわゆるside loadはKindle Fireでも可能である。メニューのDevice画面にてAllow Installation of ApplicationsをOnにすればよい。(下図)
これでSimejiをインストールすればよいか、というと残念ながらダメ。通常のAndroid端末と異なり、Keyboard Settingsの選択ができないのである。(下図)
Keyboard SettingsでSimejiを選べない以上、Input MethodでSimejiを選択することはできない。つまり、現時点ではKindle Fireで快適に日本語を入力することはできない、ということになる。
ただしそれほど悲観的になることもない。Androidは英語版のソフトキーボードもいろいろ出回っている。Better KeyboardやSWYPEなどだ。これらが使えなければ英語圏の人であっても「じゃKindle Fireイラネ」と文句がぶーぶーでることだろう。
そしてKindle FireはどうやらこのInput Method選択部分は殺していないようである。テキスト入力部分を長押しすると通常のAndroid端末同様、Input Methodを選択するメニューが表示される。
Input Methodを選択しようとしても、現時点ではKindle Keyboardしか表示されない。
なお、自分のKindle Fireはアプリケーションがほとんど搭載されていない状態で納品された。WiFiにつないだらほどなくOTA更新が走り、6.1に更新された。クリスマス商戦にあわせてかなり突貫で生産されたことは間違いなかろう。しばらくは頻繁にファームウェア更新があるのではなかろうか。そして、Keyboard Settingsもその一環で対応されるのではないか。
それまではきんどるぐぐるのお世話になろう。
参考 画面ダンプはAndroid SDKのddms経由で取得。adb/ddmsを使うための設定はこちらが参考になる。
追記: root取る作業を厭わない人は、Kindle Fireで日本語入力も参照されたし。
0 件のコメント:
コメントを投稿