2011年9月21日水曜日

財政危機・サンノゼ市の場合

カリフォルニア州第三の都市・サンノゼ。御多分にもれず、ここも市の財政は苦しい。そのサンノゼ市が選べる道は少ない。

San Jose Mercury紙: Budget forecast: San Jose may have to close libraries, community centersによれば

増税せず、職員の年金も削減しない場合、市は多くのサービスを停止することになる。図書館閉鎖、コミュニティセンター閉鎖、日本における「緑のおばさん」相当のサービス廃止。警察縮小。

市の歳出を圧迫しているのは「年金」。

  • 10年前は7300万ドル
  • 今年は2億6300万ドル
  • 来年は3億2300万ドル
  • このまま放置すれば、2015年には4億3200万ドル
→サンノゼ市の予算は8億1900万ドルなので、半分以上が年金支払に消えてしまう!

来年度の歳入不足は7800万ドル〜1億1500万ドル程度と予想されている。多少の節約では穴埋めすることは困難。年金を削るか、増税するか、その両方か。いずれも住民の賛成が必要。

だが一方でカリフォルニア州も売上税増税を企んでいる。市と州両方が増税をした場合、消費者はそれなりに財布の紐を締めることであろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿