2011年9月4日日曜日

Labor Day連休に思う

9月最初の月曜はLabor Day休日。三連休である。

Labor Dayは「労働者の日」とでも訳せるか。5月1日のメーデーを選ばなかったのは反共思想の国だから、らしい。

そのLabor Dayだが、ここカリフォルニア州の雰囲気は今ひとつ。CNN調査によれば、米国民の8割は「米国経済はまだ景気後退にある」と信じているようだし、ガソリン価格はじわじわ再上昇している。これでは連休であっても遠出を控えようとするのは当然だろう。

しかもカリフォルニア州の雇用状況は他州よりも図抜けて悪い。Bloomberg: California Employment at Record Lowという記事によれば:


  • カリフォルニア州の就業人口(16歳以上)のうち、実際に働いているのは55.4%。一年前の56.2%からさらに低下しており、これは史上最低。
  • 7月の失業率は12%。全米平均は9.1%。
  • 3年前に始まった景気後退で職を失ったのは140万人。だが、その後職に復帰したの17%の226,800人に留まる。
  • 職場復帰が特に困難なのは女性。女性求人は全体の10%しかない。
  • 地方自治体、医療関係、金融、流通などでの首切りの多くは女性であった。
  • それ以外の企業でも、コスト削減でまっさきにとりかかるのは管理職のサポート業務で、多くは女性のポジション。
ということらしい。

こんな雰囲気の中、カリフォルニア州は「労働者の日」を笑顔で祝えるのだろうか。

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