2011年6月30日木曜日

HBase Contributor Day at Y!

昨日のHadoop Summitは正直消化不良というか、「金返せ!」と言いたい仕上がりであったが、本日参加したHBase Contributor Day at Y!ではは無料なのに非常に濃い話を聞けた。形式はよくあるMeet Up。日本でいう「勉強会」である。ただし開催は平日の真昼間。にも関わらず75名の枠が全部売切れてしまうあたりにHBaseにかかる期待の大きさを感じる。そういえば昨日のHadoop SummitでもFacebookがHBase活用している話がさらっと紹介されていたし。あんたら先日までCassandraとか使ってたでしょ、みたいな。

今日は勉強会の名前が示すようにHBaseを実際に使い、ソースやパッチを提供している人達の発表が中心。チューニングの注意点や、Secondary Indexを使ったリアルタイム検索等々、色々と参考になった。気が向いたらまとめ書きます。

面白かったのは「それ、ソース公開されてるの?」という質問が飛びまくったこと。

HBaseクラスタの状況一覧がWebで人目でわかる画面が紹介されると「それ、ソース公開しているの?」と会場から質問。「いや、これは我社専用の処理が色々入ってるから...」と発表者が消極的な解答をすると「大丈夫。うちらがそこを切り離してあげるから。公開しろよ!!」という具合。

あと、MapRの人が「弊社の商用版HBaseはリアルタイムでスナップショットとる機能や性能向上のために工夫されてます」と発表するなり「そこのソース見せてよ〜」というツッコミがすかさず入る。

改めてオープンソースコミュニティの強さを確認した一日でありました。


おまけ: 本日の勉強会では、昨日のHadoop Summitで「何がひどかったか」という聞き取り調査があった。評判が極めて悪かったのはMapRとNetApp。やはりああいう場で自社製品の宣伝に重点を置くのはよくないようだ。そのMapRの人は今日の勉強会にもたくさん参加していたんだけどね(笑


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