サンフランシスコはそれほど大きくはない都市だが駐車場を探すのは中々難しい。元々広くない道の両端を路上駐車が占めれば、自転車とクルマの事故も増える。その中でも特に事故が多いMaconic Avenueの住民が、自動車用車線を現行の6から4に減らし、道路両端の駐車帯を潰して歩道と自転車道にしようという動きを起こした。
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こういう判断が地元住民の話し合いで決まるのは中々興味深い。当然、反対意見もある。反対している人達は「路駐できなくなって不便」「事故はMasonic Avenueでの交通違反罰金を倍にしたり、監視カメラを設置したりすれば防げる」という主張。
こちらの記事には、その話し合いの様子が書かれている。実際に提案が通っても、工事が始まるのは最速で二年後。しかも予算の手当はついていない。にも関わらず計画を進めようとする理由は...
“It’s important to remember that the foremost goal of a street is not the storage of private automobiles,” pointed out Marc Caswell, a resident of Masonic. “Streets are intended first and foremost for the safe and convenient travel of people, whether that be by foot, by bike, by transit, or by car.”→道路は個人の車置き場ではない。道路で再優先されるべきは安全性であり、徒歩、自転車、バス、あるは車全ての利便性を考える必要がある。(Masonic住民、Marc Caswell氏)
当地でも「道路=自動車のモノ」と勘違いしている人達はいるが、Masonic Avenueの動きが他の地域にも広がることを期待したい。
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