2011年8月10日水曜日

「設計」ってなんなのだろ?

Agile 2011三日目、Mary Poppendickおばさんの「Design Thinking」を聴講。あらためて「設計」とはなんなのか、ということを考えさせられた。

発表では下にある動画が紹介されていた。これはPalo AltoのIDEOにおける「ショッピングカート」の再設計の過程を記録したものだが、全部で一週間ちょっとの限られた期間で徐々に完成に近づいていくのがわかる。
講演で強調されていたのは「設計とは要件を満たせばいいものではない。要件を発見発掘するのも設計なのだ」ということ。上の動画でも「従来の大きくて重くて曲がりにくくいショッピングカートを改善したい」という初期の要件から、デッサン・プロトタイプ構築を通じて様々な要件が追加されていく様子がわかる。

また、設計は複数の担当者の「思い」をそれぞれ取り込んでいることにも注意したい。その「思い」が新たな要件を生み、最終形に統合されていく。それらの「思い」は、「買い物をする」という利用者の立場から生まれている。

これは「要件定義」→「設計工程」というウォーターフォールモデルでは実現できない流れであるし、設計者と利用者とが隔離されても生まれてこない設計なのである。

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