今日は北カリフォルニア伝統の山岳ロードレースPatterson Passをお手伝い。いわゆる「サポート車」の役を買って出ると、NCNCAのレース一回分の参加権利がもらえる。この権利を、京都産業大学の自転車留学生に譲ることで、彼らの合宿費用を節約できる、というわけ。
ワゴンの荷台に予備ホイールをたくさん搭載して、男子Pro/1/2の集団を追いかけるだけの簡単なお仕事。審判の指示があれば速度制限やハミ出し禁止を破っても良いし、一時停止も止まる必要がないという滅多にできない体験。
だが実際には集団からポツポツ脱落者が出てくる。この脱落者と集団の間に入っていいかどうかという判断が中々難しい。たぶん、コースを知らないと判断を間違える。そして、落車があったら選手達を助け、予備ホイールを渡したり、必要に応じて怪我した選手を回収する役目も負わされる。
男子Pro/1/2のレースは四周。ここに二周のコースプロファイルがある。二周で1280mの登り。四周なら2560m。これはしんどい。しかも、一番きつい登りは風力発電所の中を縫っていく。それだけ風が強いということ。登りでも横風で振られて落車があるくらい。最後の壁みたいな登りは強烈な向かい風に押し戻される感じで、プロ達でも時速10マイルを切ることがある。
京産大の二人は、一周目は余裕があったが、二周目でアタックが本格化するとかなりきつくなったようで、まず木村選手が脱落。続けて、吉岡選手も脱落し、今日は二人ともリタイア。完走率は30%程度のこのレース、色々学ぶことも多かったようだ。来週のDunnigan Hillsでは実力を発揮して欲しい。
以下、写真。今日はAndroid G2を使ったので画質悪し。レースじゃないときにこんな運転したら切符切られるね。
- 準備する京産大コンビ
- うなる風力発電所
- 一周目。霧がすごいが、晴れつつある。霧が晴れるということは、冷えた空気が落ちてくるということで、向かい風がすごいのである。
- 登りと反対側の追い風区間で。平地〜やや登りで40mph。下りだと50mph出しても追いつけない。
- 二周目の登り。木村選手は付け位置に。
- 四周目。集団に残ってるのはこれだけ。あとは後方に落ちたか、リタイア。
- 四周目の登り動画。遅そうに見えるが、実際遅い。でも、この急坂であの風だと、10mph出すのも相当厳しい。
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